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よこはま発達クリニックのご案内(2001年3月改定)

よこはま発達クリニックは児童精神科のクリニックです

よこはま発達クリニックでは,以下にあげるような行動特徴でお困りのご本人やご家族のご相談をお受けします。

  • 視線が合わない
  • 他の子どもとうまく遊べない
  • 他の子と遊ぶことに関心が乏しい
  • 言葉の発達に遅れや偏りがある
  • 話しかたが不自然だったり、言外の意味がとれない
  • 繰り返して同じことを話題にする
  • 多動でじっとしていられない
  • 注意の集中が悪い
  • こだわりが強い
  • かわった癖がある
  • 音に過敏である
  • 特定の科目や領域が苦手である(算数が苦手,字を書くのが苦手など)
  • 忘れ物、なくし物が多い
  • 片付け、整理整頓が苦手
  • 手先が不器用
  • 計画を立てたり、物事を順序よくやっていくのが苦手
  • チックがある

診断名としては、自閉症(または、広汎性発達障害、アスペルガー症候群、自閉傾向)、注意欠陥多動性障害(または、多動性障害、ADHD)、学習障害(またはLD)などです。
このような障害を総称して発達障害と呼びます。

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よこはま発達クリニックの基本方針

よこはま発達クリニックは発達障害の子ども・成人とその家族を児童精神医学・心理学的な立場から援助することを目的として設立されました。

診療内容については保護者と協力して子どもの発達や情緒の安定をはかり、一人一人の方が充実した幸福な人生をおくれることを目指しています。情報は保護者と共有することを重視し、診断や心理テストの結果などは保護者に明確に伝えます。心理テストや個別指導の場面などは保護者がビデオ、ハーフミラーなどで見学できるようにしています。

当クリニックでは専門家養成のための研修や啓発も大切な目的にしています。診療に研修生が陪席するなどご協力をお願いすることがありますので御承知おき願います。

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よこはま発達クリニックでできること

よこはま発達クリニックでご利用になれるサービスについてご説明します。

T.   診断・評価のサービス

1.

児童精神科医師による診断
2. 心理職による発達評価
3. 言語聴覚士によることばやコミュニケーション能力の評価
U.   狭い意味の医療サービス
1. てんかんや多動・不眠などに対する薬物療法(必要があって家族が希望される場合)
2. 薬物療法に必要な血液検査
V. ご相談・助言を中心とするカウンセリング(保護者あるいは受診者本人を対象)
1. 医師による個別カウンセリング
2. 心理職によるカウンセリング
W. 個別の指導
1. 心理・保育士による認知・学習指導
2. 言語聴覚士による言語・コミュニケーション指導

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よこはま発達クリニックでできないこと

よこはま発達クリニックは発達のご相談に当たる精神科クリニックです。当クリニックでは、身体的・医学的な検査はあまりできません。精神科の薬物療法に必要な範囲の血液検査は行いますが、脳波検査やCT検査はできません。脳波検査が必要な場合には、随時、主治医から検査が可能な病院を紹介します。

発達に障害があるお子さんの場合、脳や神経系に何らかの病気があることがあります。当クリニック受診前に、小児科や小児神経科の専門医で身体面での診察や検査を受けておかれることをお勧めします。

スタッフが少ないために完全予約制をとっていることと、医療用の機材が不十分なため緊急時の対応が困難です。てんかん発作等が頻発している方の緊急対応は救急指定病院等をご利用下さい。

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Q&A

ここでお受けすることの多いご質問についてお答えします。

1.診断はどのようにするのですか?

親御さんからお子さんの発達の状況や家庭や幼稚園・学校での行動特徴をおうかがいし、診察室や評価場面での直接観察の結果と合わせて判断し、診断します。原則としてすべての患者さんに診断の補助として何らかの心理テスト(知能テスト)や言語能力のテストを行います。

2.心理テストはなぜするのですか?

お子さんの発達について分析し、得意な領域と苦手な領域を正確に把握し、より良い教育方法を考えるために、心理テストが必要です。テストによっては知能指数(IQ)が算定されますが、重要なのはIQの結果ではなく、テスト場面での行動や問題を解くときの考え方であり、テスト結果の分析などからお子さんがどのように周囲の状況や学習課題について理解しているのかを把握することです。心理テストは、お子さんに合った接し方や教育の方法を考えていくために行うのです。

3.個別指導はどのような内容ですか?

個別指導には@心理職・保育士による認知・学習指導、A言語聴覚士による言語・コミュニケーション指導があります。どの指導方法がお子さんに合っているかは保護者と相談したうえで,医師が判断します。

@認知・学習指導
子どもにあった教育プログラムを考え、スタッフが実際に子どもを指導します。
個別指導は,お子さんを指導者が指導している場面を実際に親御さんに見ていただき、親御さんに「子どもの教え方」を学んでいただくことも大切な目的にしています。毎週1回か隔週1回で、3ヶ月を1クールとします。ご希望により2クールまで延長可能です。指導場面をビデオで録画することもできます。心理職が担当します。

A言語・コミュニケーション指導(ST指導)
専門の資格を持った言語聴覚士(スピーチセラピスト,ST)が言語・コミュニケーションの指導を行います。指導の頻度は月1回、期間は6か月を原則とします。ただし、2クール以上ご利用いただいた方は、4か月を1クールとします 。指導期間の延長についてはご相談のうえ、検討させていただきます。

4.通院間隔はどれくらいですか?

薬を処方する方は保険制度上2週間に1回の通院が必要です(てんかんの治療では3ヶ月分の処方を行う場合もあります)。薬の処方が必要ではなく,相談のみの方は医師と保護者の話し合いで,通院間隔を決めます。一般に幼児期は変化が多いため3ヶ月に1回程度を、小学生以上は学期に1回程度の受診をお勧めしています。ただしお子さんの状態や家庭の状況でもっと頻繁に受診される方や、1年に1回程度の方もいます。

5.スタッフ間の連絡や研修はどのように行っていますか?

当院では個別指導なども含めてすべての診療行為の責任者は主治医です。医師と心理職、言語聴覚士など多職種でチームを組んで療育を行っています。原則として毎日診療終了後にスタッフミーティングを行い患者さんの診療内容・指導内容等について情報交換を行っています。また随時院内スタッフによる臨床検討会や研究会、内外の関連分野の専門家を招いての勉強会などを行い、診療水準を維持することに努めています。

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6.主治医とは別の医師に診てもらいたいのですが・・・

院内の別の医師に相談されたい時は主治医か受付事務員にご遠慮なくお申し出下さい。また他の病院での診察を希望される場合には紹介状をお書きしますので、いつでもお申し出下さい。

7.診察時の秘密は守られるのでしょうか?

絶対に守られます。保護者以外の方に診察の内容はもちろん、通院されたことも話すことはありません。学校・教育委員会・幼稚園・療育センターなどにも保護者の了解無しに情報を伝えることは絶対にありません。法的にも医療従事者には患者さんの秘密を守る義務(守秘義務)が課せられています。

8.学校や幼稚園、施設の職員などの問い合わせにはどうしますか?

保護者の承諾がなければ治療内容の問い合わせには応じられません。保護者の方がこうした問い合わせに応じる事をご希望の場合は、主治医にご相談下さい。

9.学校教員(施設職員)ですが、よこはま発達クリニックに通っていない子どものことを 有料でもいいので保護者を通さず直接相談したいのですが・・・

すべて保護者あるいは本人の希望で、当クリニックを受診した後でのご相談になります。

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10.成人の受診も可能ですか?

発達障害(自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、注意欠陥多動性障害など)が疑われる場合は成人の受診も可能です。ただし、本人のみでなく幼小児期の状態がわかる方(両親のいずれか、兄弟など)が付き添っていただくことが必要です。

11.何歳まで相談できるのですか?

一度受診していただいた方は家族あるいは本人のご希望がある限り長期にわたってご相談に応じます。

12.個別指導(または言語指導)だけ受けたいのですが、医師の初診を受けなければいけませんか?

当院の方針として、すべての患者さんに医師と心理がチームを組んで診断・評価した後に、外来での相談や個別指導が開始されます。適切な診断・評価を抜きにしては子どもにあった個別指導方針や責任ある相談ができないと考えるからです。

13.学校の先生と一緒に相談したいのですが・・・

初診評価後に保護者の希望があれば可能です。事前に主治医か担当心理までご相談ください。予約制で自費診療になります。

14.電話での相談は可能ですか?

当院で診断・評価を行った方については可能です。なお教師や保育士、施設指導員の方からの相談は保護者の同意があらかじめ必要です。原則として予約制で自費診療になります。

15.診療や指導の費用は?

初診のシステム&再診のシステムをご覧ください。当クリニックはどこからも資金援助を受けていない、一民間診療所です。したがってクリニックを維持するためには受診者の皆さんにかなりのご負担をいただかざるをえません。本来発達障害の療育に関する費用は公費で負担されるべきであると私たちは考えますが、日本では無理な状況にあります。また日本の健康保険システムでは当院のように一人一人の子どもに時間をかけて診療すると全く経営的になりたちません。そのため自費での診療が中心にならざるを得ないことをご理解いただきたいと存じます。なお、料金等が変更になることがありますので、ご注意ください。

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